行商列車
どういうわけか、「流し」「屋台」「行商」。
自分が商売をするならこのいずれかのかたちが理想的に思えていました。
もちろん、店を構えるってことができたらそれがまた良いには違いないのですが。
時々、ふろしきを担いでやってくるような、そうそう、富山の薬売りみたいな姿ばかりが浮かんでくるのです。
わくわくと。
「今日はあの人来るんだね」って。
待っててもらえるような。
待ち遠しく思ってもらえるような、そんな行商人になれたらいいな。
匡画廊や私の暮らす街を走る京成電車には行商車両というのがあります。
普通電車の最後部1両。
まるまる、行商のおばあちゃんたちの車両。
楽しそうに会話しながら、荷物を乗っけて都心へ向かって行きます。
※ 芝山千代田始発 7時46分発 最後部1両←ウィキペディアより
なかなかの素敵な風景。
まだ当分は、なくならないでほしいと思うのです。